イルケシュタム峠を越えキルギスへ!荒涼とした絶景ロード。


さて、ついに今回行けるかどうかもわからなかったキルギスへ。キルギスへは中国最西端のイルケシュタム峠を越えていく必要があります。カシュガルからイルケシュタム峠を経てオシュまでの道のりは、遠く険しいものでした。

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朝早起きしてバスターミナルへ

朝8時に起床、8時30分にはエイティガール脇のユースホステルを出発して長距離バスターミナルへ。近くのバス停から1元です。9時にバス停到着。どこが入り口かもよくわからなかったけど、うろうろして周りの人に適当に「ウーチャン!」と言うと、なんとか分かってもらえます。

バスターミナルに着いてバスチケットを購入しようと試みるも、冬季休業中。ここまでは想定の範囲内。その町に行く地元民がいないわけないですから、必ずどこかにシェアタクシーが隠されているはず。

 

しかしそれを聞いてみるも「メイヨー」。中国人の「無い」は全く当てにならないので、しばし粘ってみます。どうしてもウーチャンに行かないといけないんだ、そこからいるケシュタムを越えたいんだとしつこくも優しげにお願いすると、しぶしぶ調べてくれました。

……普通にあるじゃん、シェアタクシー。やはり「メイヨー」ではありませんでした。ちなみにぼくが覚えている中国語は「ニーハオ」「シェシェ」「メイヨー」の3つだけです。最後のものはもちろん、中国旅行で覚えました。

 

そこから予定通りシェアタクシーに乗り、案の定30分程度待たされたのちに4人揃ってようやく出発。イルケシュタムの国境は昼休み時間があるということだったので、ちゃんと国境を通過できるか若干不安でした。もっとスムーズに行きたかったのに。

まあそうは言っても旅にトラブルはつきもの。この程度だとトラブルにすら入りません。ここからは快適にドライブ。次第に荒地になっていくウイグルの大地を眺めながら、あっという間にウーチャンに到着です。ここから国境までは、運転手との交渉。イルケシュタムまで行きたいと言ったら、10元で引き受けてくれました。非常に良心的で助かりました。

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いざ、イルケシュタム峠!

イルケシュタムの入り口に着くと、なぜかそこから500mくらいでしょうか、国境の検問までしばらく歩いて向かいます。1本道なので迷うことはないですし、何気に周りの景色も綺麗なので良しとします。

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検問に到着してニコニコしながら「イルケシュタム!」と言うとなんとも好意的。事前に調べた情報では隅から隅まで調べられるということだったので若干不安がありましたが、写真の1枚すらみられませんでした。そんなわけで検問はちょい待ちくらいであっさり通過。

検問を越えてからキルギス側の国境までは長距離ドライブ。乗り合いバンは固定料金で100元です。運転手が150元取ろうとしてきましたが、100元だよね?と確認したらすぐに折れました。ぼったくりはダメ、絶対。

そんなこんなでドライブスタート。人物写真をメインで撮っているぼくですが、絶景で名高いこの道については観光気分で楽しみにしていました。あいにくの曇り空でしたが、それでも絶景ロードにふさわしい荒涼とした大地。きっと夏には緑が映えるのでしょう。

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しばらく走って謎のお昼休憩(お金は取られなかったけどぼくが食べるものはなかった。干しぶどう持ってきておいてよかった。)、そして検問が。いったいいくつ検問を作れば気がすむのやら。非効率極まりない気がするのですが、何か別の理由でもあるのでしょうか。キルギスにほど近いこの検問に着く頃には、もう雪が降り出していました。極寒のイルケシュタム。良いではありませんか。

そんな悠長なことを思っていたら、乗っていたバンが滑って動けなくなりました。良くある良くある、と気持ちを落ち着かせようと思いましたが、なにぶん寒い。早く出発してくれ!と願うばかりでした。

 

ぼくの願いが天に届いたのか、別の車に乗り換えて出発することができました。ラッキーと思うもつかの間、なんとぼくたちが乗るのは軽トラの荷台。え、強風と雪がすごいんですけど……。もうここからの道のりはひたすら寒さとの戦いでした。幸いだったのは、ここからキルギス国境までが近かったこと。凍えながらついにキルギス側に到着です!

キルギス側の検問はさらにフレンドリー。「ウェルカムトゥキルギスタン!」と言って満面の笑みで迎え入れてくれました。高感度高し。国境ってだいたいイライラするものですが、キルギス側国境は非常に和やかで気分もよかったです。

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 峠を越え、オシュ目指して一直線!

キルギス側国境を気分よく越えたまではよかったのですが、ここからが問題でした。タクシーがない。というか多分あるけど一緒に来た人がやたら値段交渉している。そんなわけで他の同乗者とともに極寒のキルギスで寒風に吹かれながら交渉がまとまるのを待ちます。近くを歩いているロバの毛が雪で凍っていました。寒さ際立ちます。

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そうこうしているうちにようやくまとまったと思ったら、オシュまでのお値段は240元。確かに高いと思いつつ、他に手段もないし、何より寒かったので了承しました。けちったところで節約できるのは日本円にして1000円にも満たないでしょう。

個人的にはサリ・タシュというわりかし近くの村で1泊しつつ、周りの農村も写真に撮りたかったのですが、ここはもう周りに合わせることにしました。オシュから近郊の村に行くのも大して変わらないと思ったからです。

 

ここからは運転手のおっちゃんにお任せでオシュまでドライブ。今日何時間車に乗ってるんだろう?というくらい車に乗りっぱなしです。朝昼とほぼ何も食べていないぼくはお腹ペコペコ。途中の食事処に立ち寄って羊肉のスープとナンのセットを食べた時は、いつも以上に美味しく感じました。

また、キルギスの普通の食堂の雰囲気も楽しめて、これはこれで貴重な体験になったと思います。向こうの人ってみんなでちょっと高い台に座ってマットを囲んで食べるんですね。テーブル・イスのセットもあったけど。

ご飯を食べて満足し、いざ出発!と思いきや、なんと車が動かない。あるあるですね。こんな時こそ、暗闇の中で貴重な写真を撮るチャンスと気持ちを切り替え、ひたすら写真撮ってました。特に手伝えることもないしね。お陰様でかなり気にいる写真が撮れました。おっちゃん、有難う。

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ここからさらに真っ暗闇の吹雪の道をひた走り、オシュに到着したのはもう深夜。正真正銘、丸一日がかりの移動になりました。なぜか同乗者がキルギスの高級ホテルに連れて行ってくれ、一緒にいたアメリカ人と部屋をシェア。オフシーズンということで1部屋60ドルでした。普段は5ドルとか10ドルの所に泊まっているので、かなり高く感じましたが、もはやホテルを探し直す気力もなく、たまには贅沢することにしました。なんだかんだで快適だし、朝ごはんもたっぷり美味しいものが出たのでそれなりに満足でした。

 


 

長い長い道のりを経て、ようやくキルギスに到着したぼく。キルギスに入ってから一気に雰囲気が変わり、「ここは中国ではない!」という感じがすごくしました。人々の顔つきも言葉も変わり、食事も風習も変わるってすごく面白いです。一つ峠を越えたら、そこには文字通り全く別の国がありました。

当初は国境が空いているかどうかもわからず、キルギスに行けるかわからない状態で渡航していましたが、こうして無事に入国できてよかったよかった。さて、次の日から写真撮りまくろう!と心に決めてベッドに入るのでした。

雨のち晴れ。キルギスでは晴れか雪が良いなぁ。


投稿者: らぴ

旅とカメラと。NikonのD750と58mmf1.4、そして14-24mmf2.8が相棒。望遠欲しい。スポーツとか仕事についても書きます。 雨のち晴れ。いつかきっと晴れるよね。

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