初めての写真展!展示の感想と反省、準備すべきこと

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初めての写真展!展示の感想と反省、準備すべきこと


初めて写真展を開催させてもらいました。

これまでフォトコンや作品の公募に出したことはあったのですが、展示は初めて。実際にやって見て気づくことも少なくなく、トライしてみて良かったと感じています。展示のお声がけに感謝です。

 

そもそも展示って?

そもそも論になりますが、展示ってなんでしょう?

僕は、「自分の写真群を不特定多数の人にある一定のスペースを使って見せること」そして「自分の考えていることや価値観の提供し、ある種の共感を抱いてもらえるように努めること」なんじゃないかと思っています。

 

特にプロを目指す人の展示であれば、芸術家としての活動であるとともに個人事業主としての活動でもあると言えるでしょう。つまり、芸術家として自分の作品を公表することによる満足を得るという目的と、それをマネタイズしていくという側面の両方があるのだと思います。

 

まず芸術家としての活動です。これはプロ・アマ関係なく重要ですし、展示におけるもっとも基本的な価値だと言えるでしょう。

作品をたくさんの人に見てもらって感想やコメントをもらえると、それだけで嬉しいものです。また、感想やコメントをもらうことで、新しい気づきが生まれることも少なくはないでしょう。さらに副次的な効果にはなりますが、自分の交流範囲が広がることで楽しみが増え、次の創作への意欲も増していきます。

 

他方、特にプロであれば(たぶん)セールスの場にもなるのだと感じました。自分がどういう人間でどういう写真を撮っているのかを、来てくださった方に対して直接プレゼンテーションできるわけですから、これは非常に大きいはずです。もしも自分ができるだけ多くの人に作品を知ってほしくて、ファンになってもらいたいと考えているなら、こうした営業的な視点も必要になってくるのだろうと思います。

 

とまあ、展示をしながらそんな漠然としたことも考えていました。

展示をしてみて学んだこと 総論

展示をしてみて最初に思ったのは「これ、公募に出すのと全然違うな」ということでした。まとまった枚数を揃えて一つの作品としてみせる点は、公募と同じです。でも違いもたくさんあると感じましたので、まずはその辺から。

空間的な話

大きな違いの一つは、空間に作品を配置して行くところでしょう。与えられた空間の中で何をどのように配置していくかは、机の上に30枚並べるのとは決定的に違うと感じました。

プリントの大きさを変えるのもありですし、並べ方も自由。空間が真四角で壁面だけ使うとも限りません。空間が区切られている場合もありますし、天井なども使える可能性があります。そんな自由度の高さから、「自分が何をどう表現したいのか」をよく考えなければ、何がしたいかよくわからない「わかりにくい展示」になってしまいます。

また、照明の配置なども考慮する必要があります。どういった角度で写真に光が当たるのかで見え方が大きく異なります。

セレクトについても、こうした公募と展示の違いを踏まえたものにした方が良いのかもしれません。実際、公募するにあたって外した写真を展示で使うということをしてみました。ある一定のまとまりを何個か展示するような場合には特に違いが出てくるのかな、と。

解説・キャプションの重要性

作品の解説についても、扱いが大きく違うと感じました。

作品を見つつ解説・撮影意図も読んでもらえます。他方、写真展にきてくださるのは僕の写真に興味がある方ばかりではありません。写真だけをさっと見る人の方が多い印象です。特に、今回はカフェでの開催だったので、写真を目的にきている方ばかりではありませんでした。そのような方にいかにして写真の背景を伝えるかということに悩みました。解説文をつけるのはもちろんのこと、簡単なキャプションも作成しました。

キャプションのつけ方にしても、何を書くかはちゃんと考える必要があります。見ればわかることをわざわざ書くというよりも、もしも自分が解説員としてそこにいるとしたら補足したいことや、「実はこういう場面なんですよ」といったことを書いたつもりです。

なんだかんだで情報発信も大事

今回、急遽お話をいただいたこともあり、DMを置くとか名刺を作るということはしませんでした。頑張れば2週目には置けたかもしれませんが、そこは割り切りです。

もちろん、こういった媒体も置いておいたり渡したりすることで、自分の存在を認知してもらえる可能性は高まります。なんだかんだで人間は、作品だけでなく作品を作っているのが誰かということも重視しますので、自分という存在をきちんと知ってもらうことは非常に重要だと思います。

また、フェイスブックページなどでの紹介や、「これがホームページですよ」と語れるものもあった方が紹介しやすいです。ツイッターもしかり。

これらはいずれも「ファンになっていただく」という観点で非常に重要だと思っています。作品だけではなく、作者である自分のことも覚えて欲しいですからね。

自分が展示するテーマに関する知識

自分の作品を解説するにあたっては、前提知識が非常に重要だと感じました。自分が撮ったテーマだけではなく、その周辺についての基礎知識です。

例えば、チベットについての作品を作る場合、確かに撮影したのは現代社会な訳ですが、チベット地域の歴史や地理的広がり、日本との関係性を解説した方が、より作品を楽しんでもらえることも少なくはありません。また、作品についても、できる限り被写体となってくださった方がどういう方なのか、どういった生活をしているのかなどを取材することで作品に深みが出ると感じました。自分がまだまだ弱い部分でもあります。

その他・せっかくなので今後の課題(覚書的な意味も込めつつ)

 

・紙の選び方

今回は金属を扱うテーマだったので、メタリックな印象を際立たせたいとの思いから、月光パールラベルを用いました。これは自分なりに考えての選択でしたし、ひとまず納得してやったことなので後悔はしていないです。紙によってかなり写真の印象が変わるので、どこで何を見せたいのかを意識しながら決めることが重要だと感じました。

・地図を置くこと

僕の場合は海外に関する写真ですので、そもそもどこで撮った話なのかがわかるように地図的なものを置いておくこともありだと思いました。これは指摘してもらったことなんですが。できることなら、現地で「地図それ自体」を撮影しておきたいな、と思いました。

(たぶん思い出し次第追記していきます)

 

写真展を開催する上で準備すべきことリスト

色々と注意点などつらつらとあげましたが、次に展示を行うときのために、やるべきことをリスト化しておきます。

 

・展示空間の把握

・展示空間に合わせた写真のセレクト、配置の計算、紙やサイズの選定

・写真のプリント、展示する額などの準備

・写真のキャプション準備

・名刺、DM、ホームページ、各種SNSなどでの周知

・解説のためにも、前提知識を充実させるための勉強

・きてくださった方に前提知識を知ってもらいやすいようなもの(地図など)の準備

・感想ノートやポートフォリオなど現地に置くべきものの準備

・自分が在廊できるよう時間を確保・日程調整

・もしパーティーなどするならその準備

 


 

そんなこんなでバタバタしながらの展示でしたが、非常に良い経験になりました。

今後、自分で納得できるものを目指しつつ再度展示ができるよう更に頑張っていこうと思います。

雨のち晴れ、明日はきっと晴れるよね。


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