バックパッカーとしての旅に慣れてくると、どんどんローカルな場所に行くようになりますね。そんなときに一つ持っていると安心なのが、寝袋。
バンコクなどの大都市であれば快適な宿も多くありますが、田舎に行くと必ずしもそうとは限りません。
例えば東チベットのような土地に行くと、宿自体はあっても、お世辞にも快適とは言えなかったりします。部屋が異様に寒くて、それなのにベッドの設備も貧弱だなんてことがあります。
ただでさえ旅行中は体力を使いますし、体調を崩してしまうことのリスクは大きくなります。そんなリスクを少しでも下げる意味でも、暖かい寝袋を持っていることは大切です。
バックパッカーの寝袋に求められること
さて、寝袋といえば、登山をする人の必需品というイメージですが、バックパッカーにとっては、どんな寝袋が良いのでしょうか?
バックパッカーの寝袋に求められる条件は2つ。軽くて、暖かいこと。
バックパッカーは荷物を持って歩く必要があるので、重たい寝袋だと移動が大変になってしまいます。
温かくて重い寝袋は安いかもしれませんが、かさばりますし、移動の際に体力を大きく奪われます。
また、ちょっとしたハイキングに行くよりもよほど寒い土地を訪れる場合もあるので、温かさも必須です。
特に高地に赴く場合、日本のどんな場所よりも高度が高くなる場合もあります。息苦しさと寒さとのダブルパンチを食らってしまうとかなり辛いです。
ですから、絶対に温かくなければなりません。
軽くて暖かい寝袋はまさに登山などでも求められているもので、軽さと温かさを両立させた寝袋は値段も高くなります。
ですから、寝袋選びは結構おおごとになりがちです。
monbel(モンベル)かNanga(ナンガ)か
さて、軽くて温かい寝袋は高価ということで、事実上選ぶべきメーカーやモデルも限られてきます。
自分の場合、氷点下20度くらいの土地を訪れることもあるので、これに対応できる極めて温かいモデルを選ぶ必要がありました。
具体的には、フィルパワー750(ダウンの質などを評価する数値)のものを買うことにしました。寝袋の中でも特に温かい部類に入るものです。
モンベルとナンガの比較
ここで、どのメーカーのものを買うかで悩みました。具体的には、モンベルにするか、それともナンガにするか。
それぞれの具体的な品質については、公式ページを見ていただければと思うのですが、手にとって比較してみて思ったのは、モンベルが柔らかくて小さくなりそうだということ。なんだか寝心地が良さそうです。
その一方で、ナンガはちょっとごわごわしています。そのかわり外がしっかりしている感じで、防水機能付き。あと破れたらメーカー保証で直してくれるらしいメイドインジャパン。
正直なところ、どちらを選んでも後悔しなさそうな立派な寝袋だと思います。
購入したのはナンガ!
結局、自分はナンガを買いました。
バックパッカーで寝るというのは、どこでどんな感じになるかわからず(ホテルでも雨漏りとか普通にあるので)、防水性能がついていた方が良いと思いました。
また、同様に、何かのタイミングで寝袋自体を傷つけてしまう可能性もあると考え、修理が可能なナンガに魅力を感じました。
ナンガの寝袋を使ってみた感想
実際に使ってみて、非常に良いと思いました。
性能は予想通りです。しっかり温かく、それでいて重くない立派な寝袋です。東チベットの高地でもしっかりその役割を果たしてくれました。
何気に寝袋の横についているチャックで温かさの調整ができるのも高ポイントです。暑いときだってありますからね。
自分の場合、現地で民泊みたいなことをすることもあるのですが、そういうときに寝袋を持っているかどうかは大きな差です。
「あ、寝袋があるならうちに来ても良いよ」ということもあります。
使った後、しまうのが大変ですが、これはダウンをしっかり使っていて寝袋が膨らんでいる証拠。それくらいの大変さは喜んで受け入れます。
登山をする人でなければ、寝袋を使う機会なんてそうそうないかもしれません。
でも、本格的にバックパッカーをするようになったら、一つは持っておきたいもの。寝袋選びの参考になれば嬉しいです。
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