ちょっと前に神保町界隈、そして中国好き界隈で話題になっていた馬子禄牛肉麺さん。
開店してからしばらくは大行列で、なかなか店には入れないと聞いていたので敬遠していましたが、そろそろ大丈夫だろうと思い、訪問してみました。
実は、僕は実際に蘭州の本店に行ったことがあるんです。
もう5年も前の話ですので、その時の味を正確に覚えているわけではないのですが、そんな思い出気分も手伝って、是非とも訪れてみたいと思っていたんですよね。
で、実際に行ってみて「うん、悪くない!」というのが正直な感想。興味がある方は、一度訪れてみるのもありです。
蘭州牛肉麺って何?馬子禄は本当に中国で有名な店?
ところで、蘭州牛肉麺って何さ?という方も少なくないでしょう。
牛肉麺(ニューロー麺と読む)は、中国に行く方にとっておなじみの麺類ですね。どこに行っても食べられる、定番の麺料理です。
使っているのが牛肉で豚を使っていないので、ハラルとして食べることができるんですよね。
だから、the中華みたいな見た目をしているにもかかわらず、新疆ウイグルなんかでも食べることができます。まさに中国全土で食べられる料理です。
もちろん地域や店によって味に多少違いはあるのですが、基本的には安定した味わいなので、どこに行っても安心して食べることができます。
そんな牛肉麺の中でも、特に有名なのが蘭州。僕が中国でバックパッカーをやっている時も、中国人の方が「蘭州に行ったら馬子禄に行ってみたい!」と言っていましたし、実際に僕が足を運んだ時もすごく繁盛していました。
こういう「中国随一!」みたいな話って、本当かどうか怪しいときもありますが、少なくとも馬子禄は本当に有名店です。
ストレートのラーメン的なこの食べ物は、手打ち麺。中国の手打ち麺といえば、刀削麺も有名ですが、全くの別物です。
なんというか「もっちり」系の食感で、コシがある日本のラーメンとはだいぶ印象が違います。結構辛く、そしてパクチーの香りが強いのも、牛肉麺の特徴。
僕は年に2回くらいは中国に行きますが、行くたびに最低一回は牛肉麺を食べます。
いざ、神保町の馬子禄牛肉麺さんへ!
そんなわけで、今更ですが念願の馬子禄牛肉麺さんへ。
さすがに初期の頃ほどの混み具合ではなく、並ぶことなくすんなりと入ることができました。
店内は清潔で、スッキリした印象です。
店に入ると、すぐにカウンターでオーダーし、そこから席に着くシステム。大きなメニューからオーダーします。
麺の太さとトッピング、そしてお好みのアレンジができます。
僕はとりあえずスタンダード細麺で。周りの人を見ると、パクチー大盛りとか牛肉大盛りを追加で頼んでいる人もいました。
日本だし「10分ぐらいは待つかな?」なんて思ったんですが、5分も待たずに麺が出てきました。
このスピード感にはびっくり。
そして、写真からもわかるかもしれませんが、麺は結構多いです。
大盛りとかできないのかな?と思いつつオーダーしたんですが、この普通盛りサイズで十分なボリュームです。食べ終わる頃には、お腹いっぱいに。
そして肝心の味ですが、普通に美味しいです。
「超うまい!マジで最高!!」という感じではありませんが、超本格中華に比べてかなり食べやすいです。言い換えれば、日本人向けにうまく合わせてきている印象です。パクチーも強すぎないですし、辛さの度合いも適当。
無理に日本人向けにアレンジしていないと書いてあるサイトもありますが、僕は「うまく日本人向けに合わせてきているな」と感じました。
決して日本人向けに媚びているようでもなく、自然に本場蘭州拉麺を味わってもらおうという意識だと感じます。
辛すぎると、食べること自体が大変ですが、このお店はそんなことありません。
めちゃくちゃ辛いものが食べたいと思っている人にとっては拍子抜けするかもしれませんが、それでも美味しいので問題なしでしょう。
パクチー味が強めの方が好きな方であれば、追加トッピングを頼んだ方が良さそうです。
そんなわけで、全体として、悪くないなというのが食後の印象です。
本格中華の店でも牛肉麺は置いていないところが多いですから、こういうものが食べたい人は一度訪れてみたら良いと思います。
アクセス
アクセスも楽チンです。神保町駅から徒歩3分。
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-3-18
ホームページ https://lanzhou-lamian.com
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