パスーでターコイズブルーの湖と氷河をこの目に。

パキスタン北部といえばフンザ!ぼくもそれ以外は知りませんでした。

アッターバードも、中国側から入ったときの単なる通り道で、フンザの直前に横たわる障害くらいにしか考えていなかったのですが、その認識は大間違いでした。

 ターコイズの湖、アッターバード

ウイグルからフンザに行くなら避けては通れない湖、アッターバード。

なんと数年前までは道が走っていたらしく、洪水で道が沈んでしまっただけなのだとか。別に巨大な水たまりといっても良いくらいなんですが、ここが信じられないような色を見せてくれます。宝石のターコイズブルーをそのまま水に溶かしたような青で、さざなみに太陽の光が細かく反射します。ぼくもこれまで様々な湖を見てきましたが、最も美しいと感じたのは、このアッターバードです。

 

地元の人たちは仕方がなくといった感じで船を使い、この湖をわたっています。当然、ぼくが湖を渡るときも地元の人たちと一緒。高校生くらいの男の子が、自分の子どもを抱いています。こうなるともう男の子とか言えないですね……。

日本なら無邪気に高校生活を送っている年齢で既に子どもかー、と思いました。やはりテレビや本などの知識で知っていることと、実際に目の前で見るのとでは、感じる迫力みたいなものが全然違います。

ぼくの経験と、一緒に歩いてた人の話を総合すると、お昼すぎくらいが一番日がきれいに差して、水の色が綺麗に見えるみたいです。ぼくは朝早くにフンザに向けて出発したのですが、それでも十分以上に満足できました。

ちなみに、フンザからウイグルに戻るときは、日が沈むタイミングで到達しました。このタイミングはそれがどんどん暗くなっていくのに伴って、湖の色もだんだんと色あせていくのであまりお勧めできません。

 

ウイグルからフンザに行くなら間違いなく通る道だから問題ありませんが、パキスタン側からフンザに向かう人は、足を伸ばさなければ通りません。せっかくフンザまで来たら、絶対にここも訪れるべきです。船に乗って険しい山々の間を進んでいくだけで、すごくワクワクします。

なお、この湖を渡る小舟は、明るい時間しか運行していません。日の入りを過ぎてしまうと危ないからだそうです。十分に気をつけましょう。

※ 現在、道路が完成し、アッターバードレイクを船で渡る必要は無くなりました。展望台から湖を眺めることができるそうです。

 パキスタン北部の町、グルミット、パスー、ススト



【グルミット】

クンジュラーブ峠のところでも少し触れましたが、特に何があるわけでもないです。ただ、夜になると星がすごく綺麗!星の輝きと空の漆黒のコントラストがすごいです。

ぼーっとして空を眺めていると、「あー、地球って宇宙の中にあるんだなー」と思えます。空に吸い込まれそうな気分になります。あとはすぐ近くに流れている川と山の景色が素敵なので、写真を撮るのに良いです。

フンザに向かう際はここで一泊しましたが、ろうそくの灯が揺らめく中で食べるヤクのカレーはなかなかのものでした。

 

【パスー】

なんと生水が飲めます!パキスタンで水道水を飲むことができるだなんて思いもしませんでした。しかも「マジで美味い!!」。ここの水で入れたチャイももちろん美味しいです。パスー氷河が溶けた水だそうで、とってもまろやかな味がします。

ぼくもネットでよく出てくる「PASSU INN」に泊まりましたが、オーナーはドイツ人っぽい人。世界の中でも本当に秘境と呼ばれるところで、全然違う国の人がゲストハウスを営んでいるということ自体、「ほー!」と思えます。思わず「なんでここで?きっかけは?今後どうするつもりなの?」なんて聞いてみたくなります。

 

パスーといえば、トレッキングと氷河が有名。パスーインから徒歩で15分程度でしょうか?パスー氷河を見に行くことができます。フンザの山々やアッターバードのような興奮はありませんでしたが、氷河をみることなんてほぼない(レディフィンガーの真下あたりの氷河を見たのが人生最初の経験)ですから、見ておいて損はありません。

あとはトレッキング。車がないとなかなか遠いようです。間近で見れる氷河と美しい湖があるみたいです。こっちは一緒に旅してた子から写真で見せてもらっただけですが、その子の様子を見る限り、ものすごく良いとこのようでした。パキスタン北部は再訪したい地域のひとつですが、その際にはぜひ行ってみたいと思っています。

 

「PASSU INN」であった日本人のおっちゃんは1週間ほどパスーに滞在していたようで、この周辺にはなかなかよいトレッキングコースがたくさんあるといっていました。パスーに1週間もいれるほど時間がある人はそうそういないかもしれませんが、お時間があれば。

氷河がもう一つ。パスーからウイグルに向かう方向へ車を走らせると、左手に真っ黒な山肌が。これがバトゥーラ氷河です。黒い氷河があるなんてこと自体、初めて知りました。黒い氷河を見たというだけで、話のネタになりますね。タクシーでスストに戻るなら、運転手さんにお願いして氷河の前で一瞬停めてもらいましょう。

 

【ススト】

ここはただの国境の町でなんにもない、というのが普通の人の認識ですが、パスーおっちゃんによると、ススト周辺にも素敵なトレッキングコースがあるらしいです。ぼくは国境の町が大好きなので、トレッキングコースがなくても、雰囲気だけで楽しめそうです。バスを待つ間に食べたパラタとチャイがとってもおいしかったです。

スストではないですが、パスーからスストに向かう道中は絶景の連続です。これから中国に戻らないといけないこともあって、全て目に焼き付けてしまいたい衝動に駆られます。渡っていて下が見える怖―い吊り橋もありますよ。

 


 

アッターバードを越えると、ついに目的地フンザです。長い旅路の果てにたどり着いたそこは、まさに桃源郷でした。

桃源郷フンザに風が吹く。

雨のち晴れ。きっといつか晴れるはず。

 

フンザへの行き方まとめはこちら↓

フンザへの行き方まとめ〜中国・ウイグルからパミールを越えて〜

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