ラダックの小さな町チョグラムサルで、チベットの学校に行ってみた話。

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ラダックの小さな町チョグラムサルで、チベットの学校に行ってみた話。


レーからほど近い町チョグラムサル。ガイドブックにも申し訳程度に出てくる小さな町で、チベットからの難民が避難しているキャンプがある場所でもあります。

ぼくは海外に旅行するときは、学校に立ち寄ることが多いのですが、ラダックの旅も例外ではなく、ザンスカールで1回、そしてチョグラムサルで1回の計2回学校を訪問しました。

今回は、チョグラムサルの学校にいってみた話。ほぼ旅行記です。観光地ではないけど面白いので、興味がある人は行ってみてください。

 

 いざ、チベットの学校へ



レーからはチョグラムサル行きの直行乗り合いバンが出ていていて、外国人も地元の人たちと同じ値段で乗ることができます。ゲストハウスなり町の人なりに聞けばすぐにわかると思いますが、「チョグラム!チョグラム!」と大きな声で客寄せをしているので、近くに行けば自然に気付かされます。

もちろん人数が揃ってさらにぎゅうぎゅうずめにならないバンは出発しません。一度出発してしまえば、レーから10キロも離れていませんので、バンで30分かからないくらいで到着します。

 

チョグラムサルの道端で降ろされるのですが、もちろんどこに何があるかなんてわかりません。元々はチベット難民キャンプがあると聞いていたので、一度訪れてみるつもりで来てみたんです。でも着いて周りの人に聞きつつ歩いてたどり着いたのは巨大な学校。

そんなわけで、ぼくが行ってみたのは中学生以上の生徒が在籍する学校。男性はみんなチベット僧です(女子生徒もいたのですが、一緒にいて恋とか芽生えないんでしょうか……気になりますね)。

大きな門のところで、来客名簿みたいなものに名前を書かされます。見学を断られるかと思ったら、全く問題なかったです。そして堂々と中へ。広い敷地の中には、グラウンドや体育館など、日本の学校設備と同じようなものがずらりと並んでいます。

 

 チベット図書館、教室、体育館へ



訪れたのは午後の3時頃だったのですが、その日がちょうど文化祭の前日だったようで、授業はもうやっていないとのこと。図書館はまだ開館していると聞いたので、喜んで尋ねることに。

1階は日本の大学図書館に似た雰囲気で、チベット系の新聞や英字新聞、それに様々な図書がずらりと並んでいるフロアでした。普通と違うのは、経典が入った棚があるということ。もしかしたら日本の仏教系大学でも同じようになっているのでしょうか?

一つ上のフロアは行ってみてびっくり。正面には大きな仏画、そしてその前にチベット風の小机が並んでいます。所蔵されているものも、本よりも経典が多く、本も宗教関係のものが多かったような。フロア全体がチベット仏教のために用意されている感じで、これはなかなか見れないものだと思いました。

 

授業は終わっていると聞いていたのですが、教室くらい見てみたかったので一応校舎の中もみて回ることに。基本的に大学の講義部屋みたいな作りで、段々になった階段状のところに横長の机が置いてあります。

キョロキョロして写真を撮りながら歩いていると、授業を終えたばかりでたくさん生徒さんが残っている教室がありました。思い切って入ってみると、嫌がることなく受け入れてくれました。お坊さんといっても、ノリは普通の高校生くらいの感じです。日本的に言うなら「うわ、まじかよ!なんか旅行者がきたぜ、めっちゃ珍しくない!?おいお前なんか話しかけてみろよー(うぇーい)。」といったところでしょう。

言葉があまり通じなかったので、写真を見せたりしたくらいでしたが、なんとも和気藹々とした雰囲気で、ぼくも高校生に戻ったような気分になりました。最後はみんなと一緒に記念撮影までさせてもらって。本当、こういうのが楽しいんですよ!

 

最後は体育館で文化祭の準備を見学。男女入り混じってダンスの練習をしていました。ダンスといっても日本で言うような激しいあれではなくて、なんとも民族っぽい感じのものです。舞台の両脇に仏画があるあたりがやっぱりチベット。

その後は知らないおっちゃんに声をかけられ家まで連れて行ってもらい、よくわからないけどお茶とお菓子をいただきながらおっちゃんの昔話を聞くという謎イベントを経てレーに帰還。観光地以外に行くとその土地の素直な姿が観れるので、それはそれですごく面白い。

チョグラムサルの学校にある図書館。これはなかなか見れない……。

チョグラムサルの学校にある図書館。これはなかなか見れない……。

本棚と呼んで良いのでしょうか?

本棚と呼んで良いのでしょうか?

 


 

どの国でも、やっぱり学生は学生のノリなんですね。チベットの図書館とかなかなか行けないし、そもそも行こうとも思わないんだろうけど、実際に見てみると自分たちの文化との違いがわかって興味深く感じられます。

特に学校って基本的にほとんどの人が経験している場所ですので、共感しやすいものだと思うんですね。それまでの自分の人生で全然知らなかったところに行くとなると、ものすごく驚くか、ほぼ何も感じないかの2択になってしまう気がします。その点、学校は分かりやすいし、子供も先生も優しく迎え入れてくれる確率が高いような気がします。チョグラムに限らず、バックパッカーの人は一度挑戦してみてください。

 

雨のち晴れ。いつかきっと晴れるよね。


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