写真で見るザンスカール:荒野に生きるとは。


ラダック・ザンスカールについていろいろ書きましたが、最後にザンスカールを写真で紹介します。ザンスカールは一般的な観光地のような華やかな土地ではなく、印象としては厳しく辛い場所でした。

それをなんとか文章で伝わるようにしたいと思ったのですが、やはり文字だけでは限界がありますし、雰囲気の詳細は写真の方が伝わりやすいと思います。そんなわけで珍しく写真中心です。それではどうぞ。

 

 ザンスカール



カルギルからザンスカールへ
カルギルからザンスカールへ

カルギルからザンスカールへ12時間の道のり。中間地点の休憩所は開けた場所で、すでに別の世界への入り口感を醸し出していました。ここからさらに6時間程度。崖っぷちみたいでかつオフロードをゆっくりと進みます。

 

中心地パドゥム
中心地パドゥム

中心街といえど家はまばら。高い山々に囲まれた土地であるため、太陽の光が届くのは少し遅いです。日照時間が短く乾燥した土地。本当に厳しい……。朝早くからオールドパドゥムに建つパドゥムゴンパから読経のラジオが大音量で流れます。

 

パドゥムの少女
パドゥムの少女

ザンスカールに生まれ、ザンスカールで育っていくであろう少女。高校以上に行こうと思ったら外の町に出る必要があるそう。今は母親に見守られ、チャパティを焼くのを待っています。

 

カルシャゴンパ
カルシャゴンパ

ザンスカール最大のゴンパ、カルシャ。これほど険しい土地で岩岩にへばりつくように建つ姿を見たとき、素朴に「どうやって建てたの?」と思いました。多くの僧侶が信仰に身をおいて生活しています。

 

ザンラに生まれて
ザンラに生まれて

確か生後2ヶ月と言っていまいした。こんな小さい頃から、胸にはチベットの高僧のバッジが。家の壁にはネパールのチベット聖地ボダナートのポスターが貼られています。そんな家で生まれたこの子は、生まれた瞬間からチベットの民です。

 

ザンスカールひつじ
ザンスカールひつじ

農業にはあまり向かない土地ですが、牧畜はできます。牛やヤク、そして羊。彼らの生活の糧であり財産です。人間だけでなく家畜にとっても厳しい土地であることは間違いありません。

 

ザンスカール
ザンスカール

これがザンスカールです。何があると言われて、何もないと答えざるを得ないほど茫漠とした土地です。ここストンデから隣町のパドゥムまでは15キロ以上。冬になるとザンスカール川が凍り、下界との唯一の「道」となります。この場所に登るのに1時間ほどかかりました。ただでさえ急な坂道を高地で登って行くのは非常に大変でした。

 

聖なる仮面
聖なる仮面

祈りの地チベットですが、儀礼に仮面は欠かせません。寺院の奥に保管されたそれは、窓からの強い日差しと暗い院内が生み出すコントラストで妖しくも神々しく見えます。各地の祭事も見てみたいものです。

 


 

実際は、日差しの強さや乾燥などを肌で感じなければその土地の空気感みたいなものはわからないと思います。ぼくの写真で少しでも雰囲気を感じてもらえたらとても嬉しいです。

世界中で観光需要が増加し続ける今、各地の遺跡や絶景は、画一的な観光地になっています。ラダックの中心地レーも、大規模な工事が行われ、これからザ・観光地に生まれ変わろうとしています。そんな中で、ザンスカールは隔絶された土地であるがために、旅行者を迎え入れる宿が最低限整っている程度で、人々の昔ながらの生活に触れることができます。

 

雨のち晴れ。荒野の空も青。

 

↓ザンスカールまとめはこちら

ザンスカールへの行き方まとめ:ラダックの最深部へ


投稿者: らぴ

旅とカメラと。NikonのD750と58mmf1.4、そして14-24mmf2.8が相棒。望遠欲しい。スポーツとか仕事についても書きます。 雨のち晴れ。いつかきっと晴れるよね。

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