シルクロードの象徴、敦煌。本当のシルクロードを見に行こう。

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シルクロードの象徴、敦煌。本当のシルクロードを見に行こう。


「敦煌」、その響き自体が既にロマンです。

様々な王朝の攻防の地となったこの町(でも昔と今では場所が違うらしい!!)、歴史とドラマを感じさせます。晴れていれば、朝陽も夕陽も、鮮やかなオレンジ色の空と、紫とオレンジの滑らかなグラデーョンを見せるトワイライトの空を見ることができます。

リアルなシルクロードを見に行こう!

敦煌といえば莫高窟と鳴沙山。これだけ見て次の町に移動する人も多いでしょう。

でも、ぼくが敦煌で一番おすすめしたいのは、シルクロードの冒険ツアーです。ネットで敦煌を検索すると、ちらほら出てきますが、怪しげな中国人が日本人向けのツアー会社を経営しています。名前は「旅人の家」。怪しげなおじさんの正体は、隋小礼さん。旅行者には隋さんと呼ばれているようです。市場の一角にお店を構えていますが、普段は外で客引きをしています。住所は「敦煌市沙州市場院内」です。

ぼくたちがシルクロードに行くといえば、とりあえず西安から入ってカシュガル方面まで行くことで、時間があればそのまま中央アジア、トルコとずんずん抜けていくでしょう。「へー、ここがシルクロードか!」って。でも、これで満足したらもったいない!

 

大昔、人々が通っていた道に行けるんです、実際に。道を示す数々の灯火台、落ちている土器の破片、そのへんには野生動物のフンや足跡。これを見なきゃ、本当の意味でシルクロードを見たとは言えないんじゃないかと思うほどです。

5時間ほどで340元。敦煌から少し離れた場所に行きますが、往復タクシー代込です。高いですが、その分得難い経験ができたと思っています。ぼくは3月に訪れたので、山は丸坊主でしたが、新緑の季節、特に雨上がりなどは山肌がしっとりと濡れてキラキラ輝くそうです。

なお、一日がかりのツアーも用意されているとのこと。山を越えて、大草原に行けるとか。このツアーが目的で、毎年のように敦煌を訪れる人もいるとか。

 

ちなみに、隋さんの店は移転したそうです(現在は夜市の中にあります)。ネットの古い情報に乗っている場所に行っても無意味ですので、要注意です。隋さんツアーについては、記事を新たに書き直しました。

敦煌の旅人の家。隋さんに連れられ真のシルクロードへ。

砂漠に沈む深紅の夕陽 鳴沙山・莫高窟

定番のこの2つも悪くありません。定番スポットといえば人ごみばかりで厳かな雰囲気なんて全く期待できないというのがぼくの持論なんですが、季節が冬だったからか、ここはあんまり人も多くなくて、自然な雰囲気を楽しめました。中国の観光地はどこも入場料が高く、ここもその例に漏れず。まあ仕方がありません。

 

莫高窟は、歴史の匂いが濃厚に漂う場所。洞窟のほか、岩山に張り付くように建つ建物も有名ですね。

ぼくが訪れた2014年には、莫高窟に関する博物館を建設している真っ最中でした。どうも観光客が多くなりすぎて、洞窟の保存に影響が出ているのだとか。そんな事情で、博物館で先に勉強してから、洞窟の本物を少し見てみるという形を取るようにしたようです。

歴史が好きな人であれば訪れて損なしです。井上靖の「敦煌」を読んでから訪れるとより楽しめるのではないでしょうか。

 

鳴沙山はイメージ通りの砂丘、ラクダ、三日月型の湖と中国風お寺がある場所。The観光地ですけど、結構好きです。砂に足を取られながら登っていくのもなかなか面白い。歳を忘れてはしゃいじゃいます。砂丘のてっぺんまで登ってそこから駆け下りるのは定番です。一瞬で終わっちゃいますけど。

鳴沙山に沈む夕陽は、まるで映画のワンシーンのようです。ぼくたちが持つ砂漠のイメージそのものの砂漠と深紅の沈みゆく太陽がみせる情景。ぼくの海外旅行おすすめ夕陽スポットベスト3に入ります。

※ 鳴沙山については、秘密の裏道があるとか……。中国語で掲示板かどっかに出てるらしいです。

ヤルダン地質公園・陽関・千佛洞、その他

敦煌の周りには、様々な観光地があります。

この中では地質公園がなかなかです。ゴビ砂漠(ゴビ灘)をひたすら進んだ果てにある地質公園では、どこまでも続く砂漠の中にいきなり地質公園が。孔雀やら獅子やら様々な動物にもした岩がたくさんあります。一番の見所は艦隊出港。壮観です。ぼくは残念ながら曇りの日だったんですが、これが晴れだったらどれだけ綺麗なことか。

その他もまあまあです。行って見て損はしないですが、時間がなければ飛ばしても良い場所というのがぼくの認識です。訪れて数年経ちますが、地質公園以外は、徐々に記憶が薄れつつあります。陽関とか千佛洞とか、ほとんど人もいないです。

 

敦煌の夜市も、行ったら行ったで楽しいと思います。完全に観光用に整備されているので、昔ながらの雰囲気を味わいたいという人にはオススメしづらいですが。スーパーでビール買って宿でだらだらが最高ですかね。

 

余談

敦煌のお土産としては、夜光杯が有名です。玉石で作られた器ということで、結構高い。偽物は10元とかで売っていますが、せっかくなら本物の良いやつが欲しいですよね。ぼくは冒険ツアーに連れて行ってくれたオーナーにお願いして、良い夜光杯を見分けてもらい、妥当な値段も教えてもらった上で値段交渉しました。光にすかした時に透明感があるものが良い夜光杯らしいです。ぼくが買ったのは180元くらいだったかな。今も梅酒とか飲むのに愛用しています。赤ワインなら詩の世界なのにね!

ちなみに、ここの名物ロバ肉麺は微妙です……。正直、別に美味しくはないです。宿の人も「全然関係ないけど四川料理なら美味いよ!」って言ってました。

 


全体としてみると、敦煌は一度行ってみても良い場所だと感じます。ぼくも中国に限らず色々な場所を訪れていますが、なんだかんだで訪れてよかった場所だと思います。定番中の定番ではありますが、敦煌を外してシルクロードを語るのは難しいと思います。

ウイグル自治区との境界に近い場所にあることから、この辺りからウイグルに向かうと、一気に文化が変わるのも楽しめます。

 

雨のち晴れ、明日はきっと晴れるよね。

2017.0903リライト


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