ヤンゴン:軍政から民主化へ、溢れ出る活気と混沌の街。


旧ビルマ。アウンサン・スーチー女史グッズがオススメのお土産に推されているのを見なきゃ、ここが軍政で民主化運動が盛んだった国の首都だなんて気づきません。あちこちに露天が並ぶ光景は、どこの国も一緒ですね。

 

この街の「今」をこの目に。大衆食堂でとことんビールを。

ヤンゴンの見所は?と聞かれても「うーん」とうならざるを得ません。せっかくヤンゴンにいるから、シェンタゴン・パヤー(ミャンマー最大の聖地と言われる仏教寺院)くらいは見ておきましょうか……、ってくらいです。

あとは定番のお土産市場「アウンサン・マーケット」でしょうか。ここは日本円からミャンマーチャットに替えてくれる人がいるので、その点便利です。しかもぼったくりレートじゃないですし。

 

そんなわけで、この2箇所は後で紹介することにして、僕のおすすめの過ごし方を。

「ドラフトビールを昼から飲みまくる」

 最高です。「せっかく海外旅行に来て何を言うんだ、観光しろよ!」と思うかもしれませんが、つまらない場所やありきたりな場所を、仕方なしにまわるくらいなら、美味しいものを食べて生ビールを飲んでたほうがよほど幸せです。修行するために海外旅行しているわけじゃないなら、とにかく楽しまなきゃ。

ミャンマーは生ビールがとにかく安いです。そのへんの大衆食堂だったら1杯6000チャットで飲めます。日本円にしてなんと約60円。これからこの国がすごい勢いで発展したとしても、今後しばらくは1杯100円以下で飲めるでしょう。

つまみだって安い安い。一品10000~20000チャットくらいで食べれますから、「もうムリ!!」ってくらい食べて、生ビールを10杯飲んだって、1500円もあればおつりがきます(てか普通はそんなに飲み食いできないと思うけど……)。コーラより生ビールが安いとか、もう飲んべえの僕からしたら、飲まないなんて選択肢は存在しません。

 

注意が必要なのは、あんまりドラフトビール(いわゆるジョッキで出てくる生ビール)を置いてる店が多くないってこと。ミャンマーがまだ結構マジメな仏教国だからでしょうか、そのへんの食堂に入っても置いてないんですよね。

街の中心部なら置いてあるのかもしれませんが、町外れに宿をとっていた僕は、なかなか探せず。ようやく見つけたのは、スーレー・パヤーの目の前にある大衆食堂風のお店。街の人に生が飲める店を聞いて教えてもらいました。

うだるような蒸し暑さと強烈な日差し、途上国の喧騒を開けっ放しの扉から眺めながらいただく生ビールの味は格別です。体に染み渡るってこのことか!とか思っちゃいます。ガブガブ飲めちゃうので、飲みすぎ注意。どこかの誰かみたいに昼から酔いつぶれることになります……。

日本じゃこんな体験できないですよ!!

 

 

確かに立派、シェンタゴン・パヤー

首都にある見所って大したことない、というのが僕の偏見たっぷりの持論なんですが、ヤンゴンの見所シェンタゴン・パヤーはなかなかのもの。

長めの階段をひょいひょいのぼって頂上までたどり着くと、巨大な仏塔が。夕暮れ時に行ったら刻々と移り変わる空の色と、それに呼応するように微妙な色彩の変化を見せる様を見れます。

もちろんそのあとは夜のライトアップ。様々な角度から照らされた仏塔は、まさに闇に浮かび上がるという表現がぴったり。湿気を含んだ生ぬるい風に吹かれながらぐるりと一周。海外からの観光客はもちろんのこと、ミャンマー各地から来た観光客やらお坊さん(スマートフォンで記念写真撮りまくってます……苦笑)の一行と一緒に、the観光。とりあえず「おー、来てよかったかも」と思えるだけの立派さです。ヤンゴンで時間があるなら、一応来ておいたほうが良いです。

都会の観光地ではどこもそうですが、ここにも怪しげな日本語で語りかけてくる輩がいます。ご注意を。

 

 

定番のお土産市場「アウンサン・マーケット」

定番中の定番です。そして定番のお土産市場は質がイマイチの割に高いというのも定番。アウンサン・マーケットも御多分に漏れず、という印象です。ぶらぶら歩いていると、あちこちから日本語で声をかけられるでしょう。ここの商品は基本的に高いと思って見て回るのが良いと思います。中にはお得な品もあると思いますけどね。

自分はここでロンジーと翡翠のブレスレットを買いました。正直、田舎で買えばもっと安く上がります。だけど「とりあえずロンジー着て歩きたい!ミャンマー気分に浸りたい!」と思ったので、そこは高いと知りつつの購入です。

ざっと見て回った感じだと、翡翠製品は高くないのでは?と思いました。ミャンマー各地、あらゆるところで翡翠のブレスレットなどが売られていますが、このマーケットでも他と変わらないような値段で買うことができます。ロンジーと翡翠ブレスレットで気分はすっかりミャンマー。旅行ではいつも白シャツを着てる僕は、いかにも現地の人みたいになりました。

ちなみに、日本でミャンマー製の翡翠ブレスレットを買おうとすると、下手したら10倍くらいの値段がします。あんまり欲しくなくても1個くらい買っても良いかも。自分は5ドルのものを買いましたが、1ドルからあります。どうせ安いなら綺麗な石の方が良いじゃん!と思うのは僕だけでしょうか?


ミャンマーに行こう!ビザが簡単に取れて観光客もまだ少ないよ。


ロンジーとタナカの国、ミャンマー。

ミャンマーには、昔ながらの服装や化粧法がいまでも息づいています。たとえば、男性も女性も長スカートを履き、女性と子供は頬に木をすりおろした(?)クリーム状のものを塗ります。このスカート状のものがロンジー、そしてクリーム状の化粧品をタナカと言います。

都市を一歩離れればそこではのんびりとした時間がながれています。敬虔な仏教国であるミャンマーですが、お坊さんが楽しげにサッカー観戦している姿も見れるかもしれません。

 

見るべきは世界三大仏教遺跡と言われるバガン!

この国はここに尽きるのではないでしょうか。仏塔に登れば、無数のパゴダが眼下に広がり、その荘厳な様はまるで異世界に来たよう。他の有名観光地とは違い、日本人が少ないことも、旅行気分を高める大きな要因です。

 

同じ世界三大仏教遺跡であるアンコールワットと比較すると、アンコールは世界に1本しかない巨木を見にいく感じ。それに対してバガンは様々な種類の樹木が林立する大樹林を見に行く感じです。 アンコールが大混雑なのに比べたら、ここの観光客なんていないも同然です。喧騒から離れ、のんびりと悠久の時を感じましょう。

 

そしてなんといっても、ここの日の出日の入り。合成写真顔負けの深紅……あまりに美しく、写真を撮るのを途中でやめてしまったほどです。これは肉眼で見なきゃもったいないと感じたんです。アイキャッチ画像は日の出前……太陽の燃える様は是非ご自身の目で。

 

eVISAが取れるように!

ミャンマーは入国にビザが必要な国です。観光客が少ない代わりに入国が面倒なわけです。何枚も書類を作って大使館に持込み、そこからさらに時間がかかるからという理由で、再度発行済みのビザをとりに行かないと……なんてのが今までのミャンマー旅行だったそうです。

しかしもう大丈夫。ネットで申請すればあっという間です。写真はiPhoneでとったもので十分!(笑)ミャンマー旅行がグッと身近になりました。

しかし簡単になったということは、その分たくさんの方が旅行の候補地として、ミャンマーをピックアップするようになるであろうことを意味します。人がまだあんまりいないうちに見ておきましょう。

経済が発展してきて政治が安定したら、一気に観光客が増えるに違いありません。だって観光資源自体は豊富にあるんですから。

 

雨のち晴れ。いつかきっと晴れるよね。