シルクロードを進め!トルファンとウルムチ。


トルファン

ぶどう畑と孫悟空!ぼくらがイメージするシルクロードのイメージに近い町。西安から西へ西へと向かうなかで、初めて目にするウイグル文化でしょう。時間がなくてカシュガルまでは行けない、という人は特に訪れるべき町です。ウルムチだけで終わったらもったいない!

 

晴晴晴!主な観光地をぐるりと回ろう。

この都市もおすすめは景色です。火焔山と雲一つない青空の対比は、圧巻の一言。この火焔山、西遊記に出てくる火焔山のモデルとなっています。山肌は見た目から燃えているようで、まさに火の山。

この街の観光地で一番のおすすめは交河故城。大昔の街が化石のように残っています。川の中洲に残る故城は、まさに街がそのまま化石になったと言える様。極度の乾燥の中だからこそ、崩れることなく建物の形が残ったのでしょう。保存状態はかなり良好なんだと思います。一見の価値ありです。

また、博物館が好きな人なら、トルファン博物館もなかなか立派です。歩き方ではあまりおすすめ的に書いてませんが、ぼくは期待度が低かった分、良い意味で期待を裏切られました。ミイラとか置いてます。

ナイトマーケットは、初めてウイグルの都市に来たこともあって、とても楽しめました。羊の内蔵など、漢民族の文化にはないものが盛りだくさん。初めて見るウイグル帽子とイスラム文化に心躍らされます。朝ごはんも含め、ウイグル料理をたくさん食べましょう。

 

よだん 

トルファンには敦煌のバスターミナルから高速バスが出ています。敦煌で夕方過ぎくらいまで過ごしてトルファンに直行すると、まるで別の国に来たかのような感覚が味わえます。そして朝早くに到着してすぐに見える朝陽。ここの朝陽は太陽の輪郭がくっきり見え、みかん色の空を拝めますよ。

お土産には干しぶどうを是非。ここはぶどうが超有名です。ワインも良いですね。

カレーズを見に行くことを勧められましたが、ぼくはあまり面白いとは言えませんでした。地理とか理科の先生なら楽しいのかな……。

 

 

ウルムチ ~天地~

世界で最も内陸にあるとし、ウルムチ。一度行ったら周りの人に自慢できますね!

ですが……正直、あまり見るべき場所はありません。天池は素敵な場所ですが、それならカシュガルからパミールに抜ける道に行ったほうが良いです。ぼくがウルムチに行ったのは冬だったので、観光客はあまり多くありませんでしたが、夏になると中国人観光客でごった返すそうです……。

国際バザールも有名で、建物はすごく立派です。ウイグル自治区各地から特産品が集められています。ただし、それは言ってみれば東京で京都のものを買うようなものですから、ウイグルまできちゃうような旅人にとって、満足できる買い方ではないのではないでしょうか。

ということで、観光的にオススメ出来るところはありません。ただ、ウイグル自治区の首府が今、どうなっているのか、ウイグル人は?漢民族は?そんな社会的視点を持って訪れると、面白いです。この都市、中国政府の移民政策によってたくさんの漢民族が移住してきています。ウイグル人のタクシーに漢民族は乗らないし、乗せようともしません。民族間の対立の根深さからは、人種や民族の違いからくる対立について考えさせられます。


シルクロードの象徴、敦煌。本当のシルクロードを見に行こう。


「敦煌」、その響き自体が既にロマンです。様々な王朝の攻防の地となったこの町(でも昔と今では場所が違うらしい!!)、歴史とドラマを感じさせます。晴れていれば、朝陽も夕陽も、鮮やかなオレンジ色の空と、紫とオレンジの滑らかなグラデーョンを見せるトワイライトの空を見ることができます。

 リアルシルクロードを見に行こう!

敦煌といえば莫高窟と鳴沙山。これだけ見て次の町に移動する人も多いでしょう。でも、ぼくが敦煌で一番おすすめしたいのは、シルクロードの冒険ツアーです。ネットで敦煌を検索すると、ちらほら出てきますが、怪しげな中国人が日本人向けのツアー会社を経営しています。名前は「旅人の家」。怪しげなおじさんの正体は、隋小礼さん。旅行者には隋さんと呼ばれているようです。市場の一角にお店を構えていますが、普段は外で客引きをしています。住所は「敦煌市沙州市場院内」です。

ぼくたちがシルクロードに行くといえば、とりあえず西安から入ってカシュガル方面まで行くことで、時間があればそのまま中央アジア、トルコとずんずん抜けていくでしょう。「へー、ここがシルクロードか!」って。でも、これで満足したらもったいない!

 

大昔、人々が通っていた道に行けるんです、実際に。道を示す数々の灯火台、落ちている土器の破片、そのへんには野生動物のフンや足跡。これを見なきゃ、本当の意味でシルクロードを見たとは言えないんじゃないかと思うほどです。

確か5時間ほどで340元。敦煌から少し離れた場所に行きますが、往復タクシー代込です。高いですが、その分得難い経験ができたと思っています。ぼくは3月に訪れたので山は丸坊主でしたが、新緑の季節、特に雨上がりなどは山肌がしっとりと濡れてキラキラ輝くそうです。

ぼくは時間の都合上、5時間程度のツアーにしか行けませんでしたが、一日がかりのツアーも用意されているとのこと。山を越えて、大草原に行けるとか。このツアーが目的で、毎年のように敦煌を訪れる人もいるとか。

 

ちなみに、隋さんの店は移転したそうです(現在は夜市の中にあります)。ネットの古い情報に乗っている場所に行っても無意味ですので、要注意です。

隋さんツアーについては、記事を新たに書き直しました。

敦煌の旅人の家。隋さんに連れられ真のシルクロードへ。

 砂漠に沈む深紅の夕陽 鳴沙山・莫高窟

定番のこの2つも悪くありません。定番スポットといえば人ごみばかりで厳かな雰囲気なんて全く期待できないというのがぼくの持論なんですが、季節が冬だったからか、ここはあんまり人も多くなくて、自然な雰囲気を楽しめました。中国の観光地はどこも入場料が高く、ここもその例に漏れずで「むむむ……」となりますが、まあ仕方がありませんね。

イメージ通りの砂丘、ラクダ、三日月型の湖と中国風お寺。The観光地ですけど、結構好きです。砂に足を取られながら登っていくのもなかなか面白い。歳を忘れてはしゃいじゃいます。駆け下りるのも「わーい」って感じです。一瞬で終わっちゃうけど。

ちなみに、鳴沙山については、秘密の裏道があるとか……。中国語で掲示板かどっかに出てるらしいです。鳴沙山に沈む夕陽は、まるで映画のワンシーンのようです。ぼくたちが持つ砂漠のイメージそのものの砂漠と深紅の沈みゆく太陽がみせる情景。ぼくの海外旅行おすすめ夕陽スポットベスト3に入ります

 ヤルダン地質公演・陽関・千佛洞、その他

この中では地質公園がなかなかです。ゴビ砂漠(ゴビ灘)をひたすら進んだ果てにある地質公園では、どこまでも続く砂漠の中にいきなり地質公園が。孔雀やら獅子やら様々な動物にもした岩がたくさんです。一番の見所は艦隊出港ですねー。壮観です。ぼくは残念ながら曇りの日だったんですが、これが晴れだったらどれだけ綺麗なことか。

その他もまあまあです。ま、ここは遺跡関係が好きな人が見るべきとこかなーってのが僕の感想です。陽関とか千佛洞とか、ほとんど人もいないですしね。

夜市もそこまででもないですが、行ったら行ったで楽しいと思います。スーパーでビール買って宿でだらだらが最高ですかねー。

 

よだん

敦煌のお土産としては、夜光杯が有名です。玉石で作られた器ということで、結構高い。偽物は10元とかで売っていますが、せっかくなら本物の良いやつが欲しいですよね。ぼくは冒険ツアーに連れて行ってくれたオーナーにお願いして、良い夜光杯を見分けてもらい、妥当な値段も教えてもらった上で値段交渉しました。光にすかした時に透明感があるものが良い夜光杯らしいです。ぼくが買ったのは180元くらいだったかな。今も梅酒とか飲むのに愛用しています。赤ワインなら詩の世界なのにね!

ちなみに、ここの名物ロバ肉麺は微妙です……。正直、別に美味しくはないです。宿の人も「全然関係ないけど四川料理なら美味いよ!」って言ってました。