バクタプル:煉瓦造りの家々がセピア色に染まる中世のまち。


ネパールの古都の1つ、バクタプル。世界遺産のこのまちには、まるで中世のような雰囲気が漂っています。立ち並ぶ煉瓦造りの家々が醸し出しているのでしょう。ダルバール広場やニャタポラ寺院をはじめとする有名な寺院等も数多く残されていますが、この町の何よりの魅力は、街全体がノスタルジック空間になっていることと言えます。

 

バクタプルの今 〜震災後の姿〜

 

十分に観光できます。行ってみましょう。

自分は、震災によって約9割が倒壊してしまったという情報を得ていたので、バクタプルには行かないことも検討していました。でもどうしても諦められず、空港でたまたま会った日本の方に「パタンとかバクタプルってもう見ましたか……?どちらかに行きたいと思っているんですけど……。」とおそるおそる聞いてみたところ、「両方見ましたよー。」との答え。しかも、バクタプルは十分に見れる状態で、街全体の雰囲気が素敵、と言うではありませんか。

実際に自分で行ってみても、同じことを感じました。確かに重要な建築物の幾つかは崩れてしまっていますし、崩れないように補強されているものも多かったですが、それほど気にせずに見れる状態です。「震災で崩れているらしい……」と考えて行かないのはもったいないです。

 

異世界空間のまちを歩こう

 

ダルバール広場を含め、大きな広場が4つあります。このまちは小さいので、自由にみて回れます。観光地としてのバクタプルと、人々の日常生活が営まれているまちとしてのバクタプルが、ちょうど良い感じに両立されていて、気持ち良く見て回れます。

世界の絶景の一つとして取り上げられることもあるバクタプルですが、それも納得。確かに美しいです。まちの雰囲気が中世で、その中をきらびやかなサリーを着た女性が歩いているので、すごく映えるんです。

 

ネパールへの旅行者の多くがカトマンドゥを起点に日帰りで訪れるため、日中は観光地としての側面が強く押し出されますが、彼らが帰った後には、静かな日常生活を営むまちに一変します。バクタプルの遺跡を見たい人にとっては日中でも良いかもしれませんが、このまちの自然な姿に期待する人は、絶対に1泊すべきです。

特に朝夕が素敵です。陽が傾き始めると、セピア色の光がまちを横から照らし、いたるところで美しい光と影のコントラストが生まれます。そんな光の中を、鳩が大きな音を立てて飛び立ちます。まるで映画のワンシーンです。客引きや観光業を営む人たちも家に帰って、まちは静かになり、いたる所で焚き火が行われます。完全に日が沈むとあたりは真っ暗。

朝は朝で、まだ薄暗いまちの中をぽつりぽつりと行き交う人々。この静けさこそ、古都のイメージにぴったりです。繰り返しになりますが、バクタプルの素晴らしさはその雰囲気にあります。そしてその雰囲気を味わうためには、朝夕の滞在が欠かせません。

 

また、ところどころで名物ヨーグルトのズーズーダウや、モモを売るお店があります。モモは一皿50ルピー前後で、安くて美味しいです。店によって味が違うので、食べ比べるのも楽しいです。

 

絶品ヨーグルト、ズーズーダウ

 

雰囲気押しのバクタプルですが、自分はここの名物ズーズーダウに感動しました。バクタプルからカトマンドゥに帰る途中のバスでも食べ続けていたほどです……。

このズーズーダウ、ダルバート広場を西に出ると(カトマンズから来る場合にここを通るはず)何軒かお店があります。ダルバート広場の中にも帰るお店があるらしいのですが、観光地価格とのこと。広場を出て西に向かう途中にあるお店では、カップサイズで50ルピー、小さなタッパー(500mlはある!?)で85ルピーです。

ヨーグルトの爽やかな酸味と、レアチーズケーキのような濃厚さがたまりません。最初はカップサイズを頼んでいたのですが、そのあとタッパーサイズのものを買って宿で食べてしまいました。

自分もいろいろと旅してきましたが、少なくともデザート部門では1位です。バクタプルに来てこのズーズーダウを食べないという選択肢はあり得ません。それくらい美味いです。

 


ヒマラヤ観光の起点ポカラ。バックパッカーの休息地で山々を眺めて。


ヒマラヤの町ポカラ。どちらかというとバックパッカーの休憩所・沈没地帯に近い雰囲気の町でした。ただ、かなり観光地になっているため、物価は高いです。こんなに高かったら沈没は難しいです。。。

ポカラの歩き方

 

ポカラといえば、ヒマラヤ観光の起点。体力のある人はここからトレッキングに向かうでしょう。トレッキングに行かない人でも、サランコットの丘などに登れば、美しいマチャプチャレ、アンナプルナを眺めることができます。自分はサランコットとフォクシンからヒマラヤを眺めました。フォクシンについては、行くのがちょっと大変で迷いやすいと思いますので、別記事で詳しく書いてみます。なお、フォクシンまで行かなくても、シャングリラホテルを山に向かってちょっと歩けば、ヒマラヤの素晴らしい眺望を楽しめます。

 

時間があるようなら、自転車を借りて町を散策してみましょう。レイクサイドを北上していくと、「ハッピービレッジ」なる村に出ます。この辺りは、フェワ湖でとれた魚を提供するレストランが多いそう。どうも欧米人向けに作られた感じがして、自分は好きになれませんでしたが、ちょっとした農村風景を見に行くには良いと思います。牛とかその辺で歩いてますし。

 

また、バグルンバスパーク周辺のオールドバザールでは、観光地ではないポカラの姿を垣間見ることができます。レンガ造りの家や、野菜や魚などの市場、日用品のお店(自分は店先でおばちゃん達がよく座っている椅子を買いました……。)などがあります。

 

オススメのお店、お土産情報

 

基本的にポカラはカトマンズに比べてお土産の値段も高いため、お金のことを考えると、「どうしても!」というもの以外は買わないほうが良いでしょう。私がお勧めするのは2店です。

 

「Woman Skill Dicelopment Organization」がフェワ湖沿いに2点ほど出店していますが、そこで買えるコットンの人形が可愛いです。単色のもの、ボーダー柄のもの、カラフルなものと、種類は豊富。なんの人形かというと……ネパールなのになぜかキリン。

 

もう1点は麻製品のお店です。フェワ湖沿いには麻製品を扱うお店が数多く存在しますが、どこの店もそれなりの値段をつけています。「欲しいけどちょっと高いかな」と思っていたのですが、安くて素敵なお店がありました。レイクサイド北の「チェトリシスターズ(ゲストハウス)」付近にある「Hemp Gallary」です。大型リュックで2000ルピーちょっと、ショルダーバッグで1000ルピー程度です。自分は大きめのトートバッグを1500ルピーで買いました。麻100パーセントのナチュラルなカバンです。ちなみに、石鹸も安いです。どこの店でも売っているハーバルソープが150ルピー。他の店では絶対に200ルピー以下にしません。

このお店のご主人でいらっしゃるKamalさん、なんと9年間日本で働いていた経験があるそうで、日本語がペラペラです。通常、日本語を話す外国人は信用しない(自衛のために)ことにしているのですが、このひとは東京の地名もすぐに出てきて、本当に日本で生活していたということが分かりました。非常に親切で優しい人です。

このご主人に紹介されて入ったパン屋さんも非常に美味しかったです。場所は「Hemp Gallary」の真正面です。ドイツパンに自家製と思われるベーコンを挟んだサンドイッチは、毎朝でも食べたくなる味。コーヒーもポカラ産のオーガニックコーヒーを使用しています。とても美味しかったので、コーヒーはお土産に買って帰りました。

 

「歩き方」にも掲載されている「マイリ・バンチャ・ガール」のダルバートは確かに美味しいです。ポカラの湖沿いは、西洋風のお店が多く、ネパールのローカル料理店を見つけにくいのです。せっかくのネパール、「地元の人たちが食べている本当の味を味わいたい」ということでしたら、お勧めします。場所がわかりにくいので、見逃してしまう可能性も高いですので、周りの人に聞きながら探すと良いでしょう。

 

ドラフトビールが飲めるのは3件のみ。「ムーンダンス」(ここは高い)、「ポカラピッツァハウス」、もう一件は……店名を忘れました。レイクサイドをムーンダンスより北上していく途中、左手にあるドイツパンなどを売っているお店でした。ポカラピッツァハウスはピザのお味もよろしいです。