いざタシュクルガンへ!?最悪の事態が発生。


成都での1日ロスを乗り越え、ついにタシュクルガンへ。今回は写真を撮るべくきた旅ですから、ここからが本番です。いざ出発!

快適な空の旅でカシュガルへ

5時30分、ホテルのフロントからのモーニングコールで目覚め、シャワーを浴びて空港へ。2日前にあれほど念押しして、ウイグルへのフライトにちゃんと登録するように言っておいたのに、どうやら上手くいっていなかったようでした。それでもチェックインカウンターの女性がなんとかチケットを入手。時間通りに出発できました。

ここからは、今回の旅から導入したKindleの出番です。3idiot(きっと、うまくいく)というインド映画を事前にダウンロードしていたので、それを見ながらの空旅です。この映画、ラストシーンがラダックのパンゴン・ツォという湖ということで、ラダックファンからも好評なようです。

そんな自分は前回、西へ西へ進んでザンスカールに行ってしまったので、次回は湖のある東にも行ってみたいものです。映画そのものも非常に素晴らしく、久々に良いものを見たと思えました。

いざタシュクルガンへ!?最悪の事態発生

そんなわけで空の旅も快適に過ごし、無事カシュガルに到着。前回カシュガルを訪れた際は、空港に両替所がなくてヒヤヒヤしましたが、今回は成都でお金をおろしてあるので安心して行動できます。

いつもであればカシュガルで1泊してからタシュクルガンに向かうのですが、今回は成都で1日ロスしていることもあり、無理やりタシュクルガン行きのシェアタクシー乗り場に向かいます。カシュガルへの到着時間がだいたい3時でしたが、それでもなんとかなるものです。

まあカシュガルの場合、中国とは言っても西の果てですから、実際は北京と比べて相当に時差があります。なんといってもキルギスやパキスタンと隣り合わせの位置ですからね。

ウイグルには新疆時間というローカル時間があり、これが北京と2時間差。カシュガルとウルムチの距離も相当なものですから、現実には3時間程度の違いがあるとみて良いでしょう。つまりカシュガルの到着時間が3時と言っても、現地の感覚的にはそれほど遅い時間ではないんですね。

タシュクルガン行きのシェアタクシー乗り場に15時40分頃到着。あいにく人が集まっていなかったので、荷物を預けてご飯を食べに。実はこのタシュクルガンタクシー乗り場付近にあるラグメン屋さんが美味しいのです。麺もシシカバブも。ご飯も食べて16時30分頃に出発。順調に検問を越え、ついにタシュクルガンへ……。

と思いきや、ここでありえない問題が発生。最後の検問で「行くな」と言うのです。なんとタシュクルガンへの個人旅行が禁止されたとのこと(後にカシュガルの宿で聞いたら、なんと昨日から!!)。粘りましたが、決まりだとの一点張り。

もう怒りと悲しみとで放心状態。なんのためにここまで来たのか、今回の旅はなんのためのものだったのかわからないと言っても良いくらいです。

怒りと悲しみを抱えカシュガルに帰還

放心状態のまま帰路へ。たまたまカシュガルに行く予定のドライバーに連れられカシュガルへ。パミール青年旅舎とカシュガル老城青年旅舎のどちらに行くか迷いましたが、夏は多くの人が集まりそうな老城へ。

同室の日本人とおしゃべりをして、悲しみを抱えたまま眠りにつきました。


ひたすら悲しみにくれた1日。これから先、もう全くと言って良いほど計画していません。さて、どうやって旅を続けましょうか。

雨のち晴れ。明日こそは、きっと晴れますように。


いざ撮影の旅へ!と思ったら成都で足止めされた話


さて、今回も旅の始まりです。目的地は新疆ウイグル自治区の果て、タシュクルガンです。すでに4回目になりますが、何度行っても良いところです。

しかし!憲法記念日である5月3日の夜に成都へ向けて日本を出発、翌4日の朝、ウイグルに到着予定……が、なんと成都からウイグル行きのフライトが欠航。結局5日の朝にならなければウイグルにいけないという事態になってしまいました。

3日から10日まで、しかも往復で4日かかる短期の旅ですから、ダメージは少なからず(四川航空さん!!)。

欠航により空いた1日は休養に

そんなわけで、本当は成都で空港泊→そのままウイグルの予定でしたが、成都に2泊することに。航空会社が手配してくれた航空大酒店(流石に無料)にステイです。空港からほど近い、つまり市街地からは離れた場所にあるホテルでした。

昨年東チベットを旅した時も成都を訪れていたのですが、麻婆豆腐とパンダを体験したくらい。その他の観光地には行っていなかったので、今回行こうと思えば行ける場所はたくさんありました。

 ただ、今回はあくまでタシュクルガンでの撮影を目的にした旅。観光でワイワイするよりも、自分が本当に目的にしていることにしっかりと取り組めるように、あまりはしゃぐのはやめようと思いました。日頃仕事で疲弊している体ですから、ホテル周辺を散策するくらいにして、あとは休養にあてることにしました。

そもそも、成都に到着したのは現地時間の0時過ぎ。ホテルで眠りについたのは3時頃でした。日本と中国の時差は2時間ですから、日本ではもう朝になる時間です。そんなわけで、お昼までゆっくりと休み、そこからシャワーを浴び、昼食をとってからの散策です。

ホテルの周りをぶらり散策

ホテルの周りは観光地とは程遠い、ローカルな街でした。少し歩けば屋台や食堂が連なる路地があり、昼からけだるそうに商売をしているおじさん・おばさんに出会えます。

 大学も近くにありました。中国の大学はどんなものなんだろうと思って、とりあえず覗いてみることにしました。広いバスケットボールコートに陸上競技場、立ち並ぶ学生宿舎。通りも広めで、図書館はまるで博物館のような大きさでした。

これが成都大学のような誰もが知る一流大学なら話はわかるのですが、あくまで情報通信系の1大学のようでしたから、そんな大学でもここまで立派だということに驚きました。ここでばっちり勉強しているとしたら、今後国の発展の基礎を築く人材に育っていくことでしょう。その一方で、大学内で釣りをしているおじさんがいるあたりは、中国らしかったですが。

2時間も歩いたでしょうか。ご飯を食べて散歩しただけでしたが、大三元2本とパソコンが入ったカメラバックを背負っていたので疲れてしまい、一度ホテルに戻ることに。「やはり博物館にでも行っておこうか」と一瞬思いましたが、結局昼寝をしてゆったりと過ごすことに。

夜になってお金をおろし、夕食を食べてから喫茶店でビールを注文し、ブログに書く記事を考え始めました。それがまさにこれです。ここで2時間ほど記事を書いたり、今までためていたプライベートの仕事をこなす準備に充てたりしました。

さて、夜になったしもう一度ローカルな街を撮影に。昼は気づかなかったのですが、一角が風俗街だったのですね。警察のパトカーなんかもうろうろしていました。ある種現代中国の象徴のように思えたので、何枚か撮影させてもらいました。

今回の旅は撮影の旅。毎日反省も。

今回の旅では、毎日写真について反省しながら進めていこうと思います。

前回のウイグル・キルギス旅で出会った写真家の方に言われた「毎日反省しながら進むことの大切さ」を実践してみます。今回パソコンを持って来たのも、毎日自分の写真を見返すためです。

今までにない決意で撮影に取り組む旅となると、目の前の景色を見る目も変わってきます。単に今見えているものをそのまま撮るだけでなく、煽れないか、俯瞰したら面白くないか、ブラしたらどうか、時間帯を変えたらどうだろうか何てことを延々と考えながらの散歩です。

色についても、「この青いテントが立ち並ぶ通りに真っ赤な服を着た人が通ったら面白くないだろうか」といったことを考えていました。(色についても、これから本格的な勉強が必要です)

 今まではフォトジェニックな光景を探している感じでしたが、「劇的ではないフォトッジェニックさ」とでも言うのでしょうか、表現が難しいのですが、一段深い写真を撮りたいと考えています。

そのためには、もっともっと考えながら撮らないといけませんし、そう思い出すと、やたらめったらに写真を撮らなくなります。良いと思った場所で一枚撮ったら、そこですぐに歩き出さずに、より良く撮れないかを考えるようにしてみました。

せっかく2回ポートフォリオレビューを受けたのですから「それぞれで学んだことを活かして撮影に臨みたい」と思っています。

今日の撮影では、単純に踏み込んで撮影するのではなく、逆に一歩引いて、1枚の写真からその場の空気感がにじみ出るような写真になるように心がけました。その点については、よく意識もできたと思います。

他方、やはり自分の中のテーマとは別の場所で別のものを撮っていることもあり、撮影の目的意識に欠けるものではありました。いつか現代のシルクロードについてもテーマにしたいと思っているので、その際に中国大都会をどうとるかというのは、今のうちから考えておかないといけないと反省です。

 


まだ旅も始まったばかり。今日は移動日ですから、明日からが本番です。できる限り体力を温存して、頑張るべき時にしっかり頑張れるようにします。今日はなんとしても一気にタシュクルガンまで!

雨のち晴れ。明日はきっと晴れますように。