20代で働いてみた総括!〜感謝と失望〜


働いてみてよかったこと、悪かったこと色々あると思いますが、今回は自分が数年間働いてきた中でよかったことや身につけたスキルの棚卸しをしてみようと思います。徐々に20代も終わりにさしかかかりつつあるので、20代の整理も含めて。

 

ないわ!体壊したわ!!

他にいくら良いことがあっても全部帳消しだろ!!!

 

と、心の中では思っているのですが、恨みつらみを重ねてもなんら良いことはありませんので、ひとまず冷静になります。

働いてみてよかったこと

働くことのイメージができた

当たり前のことですが、「働くってこういうことなんだ」という具体的なイメージができたことが一つ。社会の多くの会社と同じような働き方とは思っていませんが、「そもそも働くとは」みたいなイメージが一つできたのは間違いありません。

上司がいて、部下がいて、なんの意味があるのかよく分からないことをやれと言われて。1日中パソコンに向かって高速タイピングと他部署へのお願いに回って。より良いものを作ろうと思っても前例がなければ却下。ほとんど同じ仕事が繰り返され、日々心と体だけがすり減って……とだんだん暗くなっていきますね。

ぼくは多分、働くこと自体が嫌いというわけではないんだと自分では思ってます。淡々と続く作業ゲームみたいなのが嫌いなんですね。作業ゲームな仕事は嫌いです!!ま、そんな感じ!

 

お金をもらえた・お金を自由に使えるようになった

嫌な仕事をなぜ続けるかというと、お金のためですね。仕事それ自体が楽しければ良いのですが、楽しくもないのであればしっかりお金をもらいたいです。

お金をもらえるようになったことで広がった世界もあります。今しっかりやりたいと思っている写真にお金をかけれるのは、毎月給料が入ってくるからです。カメラ本体とレンズ、それに三脚とか諸々を合わせたら、だいたい100万円くらいになっちゃいます。これに旅行代も加わるわけですから、なかなか大きい金額になります。

ちょっと美味しいご飯を食べたり、プチ旅行に行ったりするのも、お金がない頃にはできなかったことです。

 

なんやかんやでスキルも得たり

高速タイピングだけではありません。特に大きいのは、先読み能力でしょうか。忖度なんて言葉が流行りましたが、まさにそれに近いところはあると思っています。相手が何を求めているのかを推し量る力。これは仕事をする前まではあまり意識したことがありませんでした。

また、他者にポイントを説明するのも上達したと思います。殺人的に忙しい毎日だと、相手に早く「分かった!」と言ってもらわなければいくら時間があっても足りません。そして早く理解してもらうためには、結局のところきちんと重要なポイントを取捨選択して説明することが大切ではないかと思うのです。そして、忖度とも関係しますが、相手が求めていることを分かりやすく、ということが極めて重要です。

 

なんやかんやで経験も積んだり

最近は色々と頼まれて講演を行うことも少なくはありません。また、寄稿やインタビューの仕事も受けています。こういったことは、自分の肩書きがあるからこそできる=仕事をもらっているからできることだと思っています。フリーであれば、実力もさしてない若造が依頼されることなんてあり得ないでしょう。

経験ということでは、他にも色々とやらせてもらえたと思っています。

 

面白い人にも出会えた

働き始めてから、「すげー!」って思える上司にも会えましたし、「すげー!!」って同期にも出会えました。毎年のように海外に行っている友人も仕事関係で出会った人です。

ぼくの場合、大学の専攻(体育)とは全く違う分野の仕事を選んだので、大学までで出会った人とはタイプが違う人の方が多かったです。それで価値観のギャップみたいなものも感じたりしましたが、トータルで見たら良い経験になったと言えると思っています。

働いて「うげ……」ってなったこと

サラリーマンとして仕事をしてみて「おいおい、マジでやめてよ。。。」と思うことももちろんありました。長時間労働、サービス残業、効率を上げただけさらに増える仕事、誰のためになっているのかわからない作業の数々。挙げればかなり暗くなってしまいます。ということでここはさらりと。同じようなことはたくさんの人が思いっきり書かれてますしね。

 

まず長時間労働。これは肉体的にも精神的にもよくない。ご飯も運動も睡眠もろくにできないです。もちろんプライベートで勉強したり余暇を楽しむ時間も無くなります。単純に「起きてご飯食べて仕事して寝る」みたいな生活になってしまいます。人間の尊厳ってなんでしょうね?

長時間労働と密接な関係にあるのがサービス残業。お金を払わずに延々と働かせるといえば、そう!奴隷ですね!!なんか昔のアメリカとかヨーロッパで普通にあったっていう(てかほぼ世界中にあったか)。特に心が病んでいきます。

サービス残業とリンクするのが非効率。どうせお金なんて払わないんだから、とにかく人海戦術で作業させれば良いんだ!わーいわーい!!定時後でもガンガン仕事頼んじゃえ!だってお金かからないし。

そして極め付けは「誰のため?」というような作業の数々。穴掘って埋める仕事??みたいな。誰かのためになっているという実感があれば頑張れる場合も多いでしょうが、それを全く感じられない仕事も少なくはありません。おえー。

 

詳しく書けば書くほどブラックブログになっていきますので、この辺にして起きましょう。良い会社・悪い会社ってなに?みたいな話がありますが、少なくともこの「うげ。。。」が少ない会社は悪くない会社だと思います。


いかがでしょう?働いている人にとって、少なからず共感して頂ける内容もあると思います。少なくとも自分が数年間働いてみて感じた「働く」ってことはこういうことでした。世の中って変なもんだな、というのが率直なところ。

 

雨のち晴れ、明日はきっと晴れるよね。


新入社員諸君!自分の身は自分で守ろう!!


新入社員の皆さん、新しい門出ということで緊張していることでしょう。ぼくのところにも新規採用の部下がつけられ、すごく緊張していました。

この時期、いろいろな人生の先輩がいかにすれば仕事をうまく回せるか、効率よく仕事ができるかなんてノウハウをまとめた記事を書いてくれます。こういう記事に書いていあることって、当たり前のようでいてなかなかできないことでもあるので、ぼくは結構参考になると思っています。

 

でも今日は、暗いかもしれませんが本音ベースで伝えたいことを書いていきます。それは、「自分の身を守れるのは自分だけだと思え」「死ぬほど辛くなったら迷わず逃げろ」ということです。ぼくは今日、新人の方にこの2つを伝えさせてもらいました。何よりも、どんなことよりも大切なことだと思うからです。

自分の身は自分で守ろう

まず一つ目は、「自分の身は自分で守るということ」です。

 

採用されるまでも説明会やいろいろな場でバラ色の話を聞かされたでしょうし、入社してからも諸先輩がたから様々なありがたいお話を聞くことができるでしょう。否定しがたい社会正義をあたかも当然のように語る先輩方に囲まれると、何かあったらきっと助けてもらえるように思うかもしれません。

もちろん、小さなミスを犯したときなんかは助けてくれることが多いです。でも大きなミスをしたときに助けてくれるかというと微妙です。もっとえげつないことを言うと、ミスを押し付けている人だっています。これが現実だと思った方が良いです。そうでなかったら、それはラッキーだと思った方が精神衛生上良いでしょう。期待が裏切られたときの失望感って大きいですからね。

 

もしもあなたが体を壊しても、会社はあなたを守ってくれません。所詮は使い捨てのコマです。それが組織です。組織の中にあなたを気にかけてくれるような心優しい人がいることと、組織という総体がどういう性格のものなのかは別次元の話です。

ついこの間まではうまくいっていたとしても、あなたが体を壊した瞬間に迷惑そうな顔をする人もいます。組織の中では人事記録にしっかりと記録され、言うなら「壊れ物」扱いされるわけです。

 

いざとなったとき、誰か心優しい人が助けてくれて、組織もバックアップしてくれるだなんていうのは幻想だと思った方が良いです。これまで両親が手塩にかけて育ててくれたあなたの体を守れるのは、最終的にはあなただけです。

 

ちなみにぼくは、内定をもらってすぐに先輩から「ようこそ懲役30年の世界へ」と言われました。うひゃー。

死ぬほど辛くなったら迷わず逃げろ

そう、自分を守れるのは自分だけです。2つ目は、死ぬほど辛くなったら迷わず逃げること。

 

それがわかっていたとしても、様々な外的な圧力によって追い詰められることもあるでしょう。ぼく自身、帯状疱疹になったり肺が劇的に老化したり、おまけに倒れたりしました。その後も体調は良くなってきません。あの頃の自分に対して言いたいことは、逃げろということだけです。

追い込まれているときっていうのは、なかなか逃げ出したくても逃げ出せないものです。精神的にも追い詰められているし、肉体的な疲労によって「逃げ出す」という積極的なアクションを取りづらい状況になっているからです。

しかしだからこそ、あらかじめ決めておくことに意味があります。できれば具体的に決めておいた方が良いでしょう。あらかじめ決めておくことにより、その場で悩むことが少なくなるからです(実際には追い詰められているから悩むのでしょうが、あらかじめ決めておいた通りにするのが良いのだ、と思いやすくなります)。

本当に追い込まれてしまうと、人生に様々な選択肢があることすらわからなくなってしまいがちです。そうなる前に、本当にやばい一歩手前で決断することが極めて重要です。言い古された言葉ですが、命より大切なものなんてそうそうありません。仕事と体のどちらが大切か、よくよく考えてみましょう。

 


そうこう言いながら、ぼくもまだ仕事を続けています。おそらく大切なのは、いざというときに自分を守れるのは自分だけだと認識しておくこと、そして自分の人生が壊れる前に逃げると決めておくことです。それだけでも気持ちの準備になります。

雨のち晴れ。できることなら、良い職業人生を。